Appleの「iPhone 4S」を分解して内部を確認したIHS iSuppliによると、16Gバイト版の部品原価は188ドルだという。iSuppliによれば、32Gバイト版ではこれが207ドルまで跳ね上がり、64Gバイト版は245ドルになるという。
iSuppliは、AppleがiPhone 4Sを1台製造するのに8ドルのコストがかかると試算しているので、製造原価は16Gバイト版が196ドル、32Gバイト版が215ドル、64Gバイト版が254ドルということになる。
通信キャリアと契約すると販売奨励金が適用されるので、16GバイトのiPhone 4Sは199ドル、32Gバイトモデルは299ドル、64Gバイトモデルは399ドルでそれぞれ消費者に販売される。
iSuppliの分解により、iPhone 4Sの3モデルの違いはNANDフラッシュメモリの容量だけであることが分かっている。iSuppliは、Appleが16Gバイトのストレージにつき19.20ドルを支払っていると仮定しているので、各デバイスの部品原価はその数字に基づいている。
iSuppliはAppleの部品のコストに関して、iPhone 4Sの「ワイヤレス部分」に最もコストがかかっており、1台製造するごとに23.54ドルのコストが発生することを発見した。iPhone 4SのRetina Displayのコストは23ドルで、タッチスクリーンは1台あたり14ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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