Steve Jobs氏が亡くなってから2週間が経った米国時間10月19日、Appleがクパチーノにある本社で従業員向けの追悼式典を開催し、故人となった共同創設者の生涯をたたえた。
また、この追悼式にあわせて、Appleは世界中のApple Storeを3時間にわたって臨時休業した。これは生中継された式典の映像を従業員が見られるようにするための措置だ。
外を通る人がこの生中継を目にすることがないよう、店舗のガラス窓には白いカーテンがかけられ、太平洋時間の正午まで臨時休業することを知らせる告知が掲示された。通常、Appleが営業時間中に店舗を閉鎖するのは、改装、あるいは新製品の発売が直前に迫った場合だけだ。
今回の追悼式はAppleの従業員向けとしては初めてのものとなる。10月16日には一部の人たちだけを招待した同様の追悼式がスタンフォード大学のキャンパスで開催され、友人、家族、同僚らが出席してJobs氏の生涯をたたえた。膵臓(すいぞう)がんとの長い闘いの末10月5日に亡くなったJobs氏は、その数日後にサンタクララ郡で執り行われた、近親者による無宗派の葬儀の中で埋葬されている。
太平洋時間午前11時45分更新:下の動画は、19日の午前10時に始まった追悼式の開始直後に、Apple本社の敷地内の様子を撮影したものだ。
映像では、大勢の従業員が本社内の中庭に集まっている様子がわかる。中庭に面した建物の壁には、その生涯のさまざまな時点で撮影されたJobs氏の写真を大きく引き延ばしたものがいくつか掲げられている。また、Apple関連のブログCult of Macが、Apple本社の敷地内から発信された多くのツイートに基づいて報じたところによれば、Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏と取締役会メンバーBill Campbell氏によるスピーチに続き、ミュージシャンのNorah Jones氏とロックバンドColdplayのメンバー、Chris Martin氏がステージでライブ演奏を披露したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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