「Android」が米国において「iOS」に対するリードをさらに広げたと、調査会社comScoreが報告している。
同社によると、米国スマートフォンOS市場における2011年8月までの3カ月間のAndroidのシェアは43.7%で、5月末のシェア38.1%から5.6%増加したという。AppleのiOSプラットフォームは第2位で、8月末のシェアは27.3%であったとcomScoreは述べた。5月までの3カ月間では、米国スマートフォンOS市場におけるiOSのシェアは26.6%であった。
comScoreの調査では、第3位はRIMのOS「BlackBerry」で、市場シェアは19.7%であった。同OSのシェアは5月の24.7%から5%減少している。MicrosoftのOSである「Windows Mobile」と「Windows Phone 7」のシェアは5.7%で、「Symbian」のシェア1.8%を上回った。
8月までの3カ月間の米国におけるスマートフォン所有者総数は、その前の3カ月間よりも10%増加して、8450万人だった。
Androidが米国スマートフォン市場においてリードしていることについては、多くの調査会社の見解が一致するだろうが、同市場におけるAndroidの優勢の程度については意見が分かれる。
調査会社NPDは8月、米国で第2四半期中に販売された全スマートフォンのうちの52%にAndroidが搭載されていたと報告した。同社の調査では、iOSの市場シェアは29%、第3位はBlackBerry OSで11%であったという。Windows Phone 7、Windows Mobile、webOSのシェアはそれぞれ5%未満だった。
comScoreはOS以外に、8月までの3カ月間で最も人気の高いハードウェアメーカーも調査した。同社によると、米国の全携帯端末加入者の25.3%がサムスンの端末を使用しているという。LGの端末を使用しているのは全加入者の21%で、第3位はMotorolaで14%であった。8月までの3カ月間のAppleの端末の使用者数は、米国携帯端末加入者数の9.8%であった。
Appleは第4位だが、前四半期からの増加率はどの企業よりも高く、1.1%増加している。他の企業で前四半期よりもシェアが増加したのはサムスンだけで、0.5%の増加だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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