「iPhone 5」はまだリリースされていないが、InMobiが調査した人々の40%以上は既に購入を予定している。
モバイル広告ネットワークのInMobiが米国時間9月28日に発表した調査結果によれば、米国、メキシコ、カナダのモバイルユーザーの41%はiPhone 5を購入する予定で、そのうちの50%は発売後6カ月以内に入手する予定だという。InMobiによると、もしこの調査結果の通りになれば、iPhone 5はAppleの歴史上で最も成功した製品発表になるという。
Appleは来週にiPhoneイベントを予定している。秘密主義の同社はそこでiPhone 5を発表するだろうというのが大方の予想だ。
また同調査によると、iPhone 5は「iOS」のシェアを6月に報じられた27%から41%に押し上げることで、Appleと「Android」の戦いにも容易に大きな変化をもたらすことができるという。Piper JaffrayのGene Munster氏が8月上旬に実施した小規模な調査でも同様の結果が出ており、同アナリストはiPhone 5によってAppleの市場シェアが2倍に拡大するかもしれないと予測した。
iPhone 5は現行iPhoneユーザーの51%だけでなく、Androidユーザーの27%および「BlackBerry」ユーザーの52%からも注目されているため、ほかのプラットフォームからビジネスを奪うことも予測されている。消費者がiPhone 5で心待ちにしている新機能には、バッテリ持続時間の改善やパフォーマンスの高速化、スクリーン解像度の向上、携帯電話サービスの強化などがある、とInMobiは述べた。
大半の人々は、Appleが10月4日のイベントで全く新しい携帯電話を披露することを期待しているかもしれない。しかし、これまでの報道を見る限り、iPhone 5は単にiPhone 4を刷新したものになりそうで、いくつかの機能向上は追加されるものの基本的な機能に変更はない見通しだ。たとえそうしたうわさが本当だとしても、新しい「iPhone 4S」は現行iPhoneユーザーの11%、Androidユーザーの11%、BlackBerryユーザーの28%からビジネスを奪うだろう。
モバイル広告ネットワークであるInMobiは、iOS向け広告インプレッションの増加を確認しており、とりわけ「iPod touch」デバイスにおいて顕著であるという。Appleの全てのモバイルデバイスを含めると、同社のInMobiネットワークにおける現在のインプレッションシェアは29%で、首位の座を保持している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス