米CNETが得た情報によると、サンフランシスコ警察(SFPD)は、Apple従業員がリリース前の「iPhone」を紛失したバーのオーナーに対し、バーに設置された監視カメラの映像を見る許可を求めたという。警察では、紛失したiPhoneを探すAppleに警察官がどのように協力したのかを明らかにする内部調査が行われているが、今回の求めはその調査の一環である可能性が高い、と警察の広報担当は述べた。
Cava 22のオーナーの家族であるJose Valle氏が米国時間9月23日に米CNETに語ったところによると、1週間ほど前にSFPDが同バーを訪れ、iPhone紛失の件に関連して7月21日~22日の監視カメラ映像を見たいという伝言を残したという。Valle氏によると、同氏は監視カメラ映像を所有しており、捜査官たちと連絡を取ろうとしてきたが、彼らからはその後何も話がないという。
SFPDの広報担当であるTroy Dangerfield警部補は、捜査官たちが同バーに行ったことや、監視カメラ映像を探していることは知らなかったと話している。しかし同警部補は、Appleが警察に届けを提出していないため、紛失した端末に関する犯罪捜査は行われていないはずだと言う。「犯罪と言うからには、被害者が必要だ」とDangerfield氏は述べた。そして、警察が監視カメラ映像を求めたのは、9月に始まった当局での内部調査の一環ではないかと推測している。この内部調査では、同iPhoneの行方を知っている可能性のある人物の家をAppleが7月24日に調査した際、警察がどのように協力したかを調べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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