「クイックメール」は、15分限定で利用できる使い捨てメールアドレスを発行してくれるサービスだ。自分のメールアドレスを明かさずに相手とメールでやりとりしたい場合などに、手軽に利用することができる。
使い方は簡単で、サイトのトップページにある「QuickMailのメルアドを発行する」というボタンを押すだけ。会員登録などは一切不要だ。発行された使い捨てメールアドレスをコピーするか、あるいはQRコードで読み取って相手に教えるとよい。
相手からのメールを着信すると受信箱に表示される。任意のメールアドレスに転送する機能は用意されていないので、受け取ったメールはすべてこの受信箱で確認する形になる。受信箱は件名、送信者、送信日、サイズといった一般的な情報が表示されるほか、最大5Mバイトまでの添付ファイルも受信可能だ。受信箱は30秒間隔で自動リロードされており、急いでいる時は手動でチェックすることもできる。
このサービスの大きな特徴は、受信したメールへの返信にも対応していることだ。受信したメールの件名をクリックし「返信する」を選択すると返信用のフォームが表示されるので、そこから相手に返信できる。ファイルを添付できないほか、届いたメールへの返信のみで新規作成はできないという条件はつくが、必要最小限の用件を伝えるには十分だろう。
制限時間が15分というのは短く感じられるが、万が一の時には15分単位で延長もできるので、他の同等サービスと比較しても使い勝手はいい。トップページに戻った際に受信箱に戻る方法がやや分かりづらかったり、メールのソート順序が新しいメールほど下に来たりと、若干なじみづらい点もあるが、国産サービスならではの敷居の低さは魅力だ。運営元が疑わしいサイトへの会員登録時などに、活用するといいだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス