ニューヨーク発--ソニーの最高経営責任者(CEO)であるHoward Stringer氏は米国時間9月20日、当地で開催されているIBMの創立100周年を祝うリーダーシップ会議で講演し、自社を含め、過去に成功した企業が自らを変えるのは簡単なことではないと語った。
「偉大な企業はすべて、手漕ぎボートのようなメンタリティを持っている。懸命に漕いでいるが、それでも常に、後ろを向いて、過去を見ている」(Stringer氏)
Stringer氏は、世界初のポータブル音楽デバイスである「ウォークマン」を実質的に発明したソニーがデジタル時代への適応に遅れたことを認めた。
2005年に予想を裏切る形でCEOに昇格したStringer氏は、コストを削減しビジネスラインを合理化してきた。そのような変化により業績が向上したところで、世界的に景気が後退し、日本は地震と津波に襲われた。しかしStringer氏は、特に「Sony Tablet S」などの新製品が発売されるなど、将来については楽観的だと語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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