日本IBMは9月15日、情報システムの障害対策向けにデータを安全かつ効率的に保管するクラウドサービス「Smart Business Cloud Managed Backup - オンサイト・データ保護(オンサイト・データ保護)」の提供を開始したと発表した。
オンサイト・データ保護は、データのバックアップ先として、IBMが所有するサーバやストレージをユーザー企業内部に設置し、バックアップの実行や管理は、ユーザー企業の設定に基づきIBMグローバル・デリバリー・センターから実施するサービス。ネット上にデータを預けることがないため、高いセキュリティを維持できるという。
バックアップ用の情報システムをユーザー企業自身で保有する必要がなく、実際にバックアップする転送データ量に応じた従量課金で利用できるため、初期投資も不要という。日々の運用はIBMが遠隔地から実施するため、運用の負荷も低減できるとしている。データの保管期間は30日間となる。
同サービスでは、ユーザー企業のバックアップ用の情報システムからIBMのデータセンターを含めユーザー企業が指定する、ほかの場所に設置した情報システムへ、2拠点目としてバックアップするオプションサービスも提供する。遠隔地にバックアップを取得、保管することで、災害対策を含めた事業継続性も高められるという。
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