「IE10」で加速する最新ウェブ標準のサポート--プラットフォームプレビュー第3版

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年09月20日 07時30分

 「Internet Explorer 9」(IE9)では、Microsoftが最新のウェブ標準をサポートすることの重要性を理解していることが明確になった。そして、プラットフォームプレビュー第3版が米国時間9月13日にリリースされた「Internet Explorer 10」(IE10)では、それらウェブ標準を実際にサポートするものとなっている。

 Microsoftは開発者を対象とした「Build」カンファレンスにおいて、IE10で採用する新テクノロジの印象的なリストを発表した。このリストの新しい項目として、「Web Workers」「Web Sockets」「3D Transforms」「Application Cache」「IndexedDB」などがあるのは、リッチでインタラクティブなウェブサイトを作りたいと考える多くのウェブ開発者にとってうれしいニュースだ。

IEロゴ

 しかしそれは、さらに大規模な開発者グループにとっても重要だ。IE10は、「Windows 8」アプリケーションの重要な基盤でもあるからだ。だからこそ、フルスクリーンモードやタッチフレンドリーなデザインの中で「クロムレス」に作動するIE10の機能をMicrosoftは高らかにアピールしている。

 IE10による新テクノロジのサポートが進むほど、次世代Windowsのアプリケーションはよいものになる。特に、ブラウザテクノロジをベースとするアプリケーションは、ARMプロセッサ搭載のタブレット上でうまく動作するだろう。Apple Storeの棚から「iPad」が飛ぶように売れているなか、Microsoftはこの分野に強い関心を持っている。

 MicrosoftのInternet Explorerは、動作が遅く、多くのウェブ標準をサポートしていないという「Internet Explorer 6」(IE6)の評判にいまだ悩まされている。IE6のリリースは10年前の2001年だが、今でも広く使われているのは、IE6が「Windows XP」にバンドルされていたことが大きい。Microsoftは、「IE7」や「IE8」によって、ブラウザに関する苦境から抜け出し始めてはいたが、IE9に至って、同社に競争のためのエネルギーが豊富にあることをはっきりと示している。

 IE9では、HTML5のビデオとオーディオ、Scalable Vector Graphics(SVG)、CCS3(ページレイアウトのためのCascading Style Sheetの新バージョン)、2D描画用の「Canvas」など、多くのブラウザ標準のサポートを開始した。また、JavaScriptパフォーマンスが急激に向上したことや、ハードウェアアクセラレーションを組み込んで、高速化と低消費電力化を目指す最近の競争を刺激したことも重要だ。そしてMicrosoftはその裏側で、標準の開発に積極的になっていた。

 ただし、IE9に追加できるものにも限りがあったようだ。特に、標準の一部がいまだ開発中だったことを考えれば、Microsoftはある時点で、それで完成だと言わなければならなかった。

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