IE10のプラットフォームプレビュー第3版は本稿執筆時点では、開発者に配布されたWindows 8ビルドでのダウンロードによってのみ入手可能だ。Windows 8アプリケーションのプログラミングをしている人々はそれでよい。しかし、OSの実験的ビルドにかかわりたくない人々(その見込みの高いグループとして思い付くのはウェブ開発者だ)は、しばらく待たなければならないだろう。
Microsoftは間違いなく、最終的にはこの新しいソフトウェアがもっと多くの人の手に渡るようにするだろう。結局のところ、IE10はWindows 8のためだけのものではない。ただし、プラットフォームプレビューの新しい版は以前のように8週間ごとに発表されることはない予定だ。Microsoftは、それより余裕のある12週間ごとのサイクルに移行している。
Microsoftについての大きな疑問は、Googleが「Chrome」で、またMozillaが「Firefox」で採用しているような、短いリリースサイクルに移行する予定があるかどうかという点だ。現在のところ、その可能性は低そうであり、MicrosoftはIE9のサポートを2020年まで続けることを約束している。
そこからは、ウェブ開発者が現在のIEをこの先何年もサポートするよう求められる可能性が生じてくる。MicrosoftのWindows流通チャネルがブラウザに対して持つ力や、Microsoftの最新鋭ブラウザであるIE10も、10年たてばかなり古びて見えるだろうという点を考えれば、そうした状況は受け入れられないかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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