複数の報道によると、欧州の通信事業者Deutsche Telekomは、Appleの次期「iPhone」の発表に先立ち、すでに同端末を予約するための手段を提供し始めたという。
Deutsche Telekomは、同端末を希望する顧客に対し、その製品を実際に「iPhone 5」とは呼ぶことなく、クーポンを配布しているとBloombergが報じている。同社の広報担当者はBloombergに対し、これは、同端末が発売されれば入手が困難になるという予想に基づいた動きであると述べた。
AppleInsiderによると、ドイツ語ニュースサイトFocus.deが掲載した続報記事は、この予約注文手続きは宣伝を故意に控えており、広告や同社のオンラインストアでは触れられていないと報じているという。顧客は、Deutsche Telekom直営店に出向いて同端末を予約する必要がある。
Deutsche Telekomに対し、このプログラムについて確認しようとしたが、直ちに回答は得られなかった。
Appleとその通信事業者パートナーらは2010年、60万台以上の「iPhone 4」予約注文を受け付け、発売初日に同端末を購入予約しようとした人々の中には、システム障害によって注文できなかった人もいた。その後、Appleは需要に対応することができず、新しく注文した顧客らに端末が発送されるまでには数週間かかり、同端末を販売していたAppleの直営店や通信事業者の店舗では、顧客らが列を作ることとなった。
Deutsche Telekomは、2007年の初代iPhoneの発売以降、欧州第2位のApple販売パートナーとなった。両社は2007年11月初旬、Deutsche TelekomのT-Mobileネットワークを利用して同端末をリリースした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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