Sprint NextelがAppleの次期「iPhone」を販売するという報道が注目を集めたばかりだが、その翌日にはT-Mobile USAもiPhone 5を販売すると新たに報じられた。
Apple関連の動向を報じるブログMacTrastは、「T-Mobile内部関係者」の話として、同社の3Gネットワークに対応するiPhone 5が「10月初旬から中旬」に発売される予定だと伝えた。
AT&Tが、2011年3月に発表した390億ドル規模の契約により、Deutsche TelekomからT-Mobile USAを買収する予定であることを考えると、今回の動きは特に注目に値する。この買収は引き続き規制当局による調査が行われている段階だが、最終的には両事業者を1つの大規模ネットワークと1つの会社に集約することを目指している。SprintがiPhone 5を取り扱うというThe Wall Street Journalの米国時間8月23日付の報道が実現すれば、AT&TによるT-Mobile買収が実施されるかなり前に、すべての米大手通信事業者がiPhone 5の販売を始めることになる。
AT&TとT-Mobileはどちらも無線技術としてGSMを採用しているが、3G接続にはそれぞれ異なる周波数帯を使っており、AT&T向けiPhoneをT-Mobileで使おうとした場合には、低速な2G接続で接続するしかない。T-Mobileの3Gネットワークに対応するバージョンのiPhoneが発売されれば、この問題は解決するだろう。
TechCrunchの8月22日付記事によると、次期iPhoneはGSMとCDMAの両方式をサポートするとみられ、1種類の端末でどちらの方式を採用している通信事業者にも対応できるという。こうした措置は、AppleがiPhoneの接続方式に関する選択肢を広げようと取り組んでいることを示唆するものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス