ベルリン発--「Android」タブレットを最も積極的に推進しているサムスンは現地時間9月1日、「Galaxy Tab 7.7」を当地で開催のIFAエレクトロニクスショーで発表した。同モデルは、デュアルコアプロセッサと同社の「Super AMOLED Plus」ディスプレイ技術が採用されている。
Galaxy Tab 7.7のディスプレイには、同社のアクティブマトリックス方式の有機LED技術が採用されているが、これにより優れたコントラスト、輝度、および色が実現される、とサムスンでは述べている。解像度1280×800で7.7インチという画面は、1年前に登場した解像度1280×600で7インチの初代「Galaxy Tab」よりもやや大きい。
しかし、同初代モデルは、Androidタブレット向けのアプリケーションが少なかったこと、タブレットとそのOSが電話中心の設計であったこと、また、おそらくは画面が小さかったことから、商業的には成功しなかった。Googleは、Androidにおけるタブレットの優先順位を高く設定しており、同OSのタブレット向けに特化したバージョンである「Honeycomb」をリリースしている。Galaxy Tab 7.7には、その最新版である「Android 3.2」が搭載されている。
しかし、ユーザーはまだ電話機能も必要としているとサムスンは考えている。Galaxy Tab 7.7には、HSPA+ 21 Mbpsモバイルネットワーク技術が搭載されており、音声およびビデオ通話が可能であるとサムスンは述べた。
また、サムスンの「TouchWiz」ソフトウェアも搭載されている。このソフトウェアにより、使用頻度の高いアプリケーション用のトレイ、ホーム画面を写真やライブフィードでカスタマイズする機能、画面の小さいスマートフォンアプリケーションを大画面で表示するための互換性モードが追加される。
同モデルは、1.4GHzのデュアルコアプロセッサと1Gバイトのメモリを搭載して、32GバイトのmicroSDカードをサポートする。また、動画を10時間視聴可能な5100mAhバッテリ、2メガピクセルの前面カメラ、3メガピクセルのLEDフラッシュ付き背面カメラが搭載されており、2.4GHzと5GHzの両方で802.11 a/b/g/n規格をサポートする。サイズは196.7×133×7.89mmで、重さは335gとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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