Googleの会長を務めるEric Schmidt氏は米国時間9月1日、Salesforce.comの年次カンファレンスである「Dreamforce 2011」で、Salesforceの最高経営責任者(CEO)を務めるMarc Benioff氏のインタビューに答えた。
Schmidt氏は、1980年代にSun Microsystemsにいたころを振り返り、同社は「ネットワーク化された世界を想像しようとしており」「実質的にオープンシステムモデルを発明した」と述べた。問題は、そのアイデアと夢を実現する技術を持っていなかったことだという。
Microsoftと同社のCEOであるSteve Ballmer氏について尋ねられたSchmidt氏は、Microsoftは「コントロールとライセンス提供のモデル」の構築において素晴らしい業績をあげたと述べたが、一方で「消費者に基づいてではなく、産業構造に基づいて組織化されていた」と同社の問題点を語った。
Schmidt氏によれば、消費者志向に組織されており、そのことで大きな成功を収めているのは、Appleだという。Appleの前CEOであるSteve Jobs氏については、「SteveがAppleで行ったことは(歴史上の)CEOの中でも最高の業績であり」「彼は1度だけでなく2度Appleを作った」と述べた。
Schmidt氏は、Motorola Mobilityの買収について尋ねられ、この目的は「単に特許だけではない」とし、「Motorolaチームは素晴らしい製品をいくつか準備している」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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