Cisco Systemsは、株式非公開の新興企業Verslyを買収した。Verslyは、より効果的なコラボレーションと生産性を実現するソフトウェアやソリューションの開発を専門とする企業だ。
Verslyの主要なツールは、文書やスプレッドシート、プレゼンテーション、電子メールでのコラボレーションを実現する「Microsoft Office」アプリケーションのプラグインだ。
現在のところ、買収手続き完了後はVerslyのすべての従業員がCiscoに移る予定だ。
優先順位の見直しを続けているCiscoは、コラボレーション関連のソリューションが同社にとって最大の焦点になると主張しており、この分野に450億ドルの市場価値があると見ている。Ciscoにとって、消費者向けデバイスはこれらの要件を満たさないが、同社は「Cisco Cius」タブレットなどほかの製品にもコラボレーションアプリケーションを提供している。
Ciscoのコラボレーションソフトウェアグループのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるMurali Sitaram氏は声明の中で、次のように述べた。
「コラボレーションはCiscoの最優先事項だ。今回の買収によって、われわれは弊社のコラボレーション製品群を強化し、個人とチームが職場で使用するビジネスアプリケーション内のソーシャルテクノロジを統合することによって、ユーザー体験を改善できるようになる」(Sitaram氏)
具体的には、Verslyのリソースとソリューションが、「Cisco Quad」や「Cisco Jabber」「Cisco WebEx」などCisco製品群の多くに統合される予定だ。
買収の金銭面での条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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