7月末にAndroidタブレット「Cius」を発売するCisco Systemsが、アプリケーションエコシステムを提供する計画だ。タブレットの普及を促進することが、その目的である。
同社は米国時間6月29日、大企業がCius向けアプリケーションを開発、テストするのに利用できるアプリケーション開発プラットフォーム「AppHQ」を披露した。企業はCiusを使用する従業員向けに独自のプライベートアプリケーションストアを開設できるようになる。またIT管理者がCius上で使用可能なアプリケーションを管理することもできる。
Ciscoは、自社製品「WebEx」「Quad」「Jabber」「TelePresence」などのコラボレーションアプリケーションを数種類AppHQアプリケーションストアに用意し、あらゆる企業が利用できるようにする計画だ。アプリケーションストア内に企業向けアプリケーションストアを開設するIT管理者は、「Android Marketplace」で既に公開されている20万種類以上のアプリケーションも活用できる。
既に市場では非常に多くのタブレットが流通しているが、Ciscoは他社と異なるアプローチを試みている。Appleが人気の高い「iPad」でしたように消費者に狙いを定めるのではなく、Ciscoは同社の法人顧客をターゲットにしている。CiusはGoogleのAndroid OSを使用しているが、同OSは強固なセキュリティ機能を備えているので法人ユーザーに最適だ、とCiscoは話している。
Ciusは約750ドルで7月31日に発売される予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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