Microsoftの「Windows 8」開発チームは少し前に開設した「Building Windows 8」ブログにて、次期WindowsであるWindows 8で計画している変更に関する情報を少しずつ明らかにしている。
最新の情報は、Microsoftでプログラムマネージメントディレクターを務めるAlex Simons氏が米国時間8月23日にBuilding Windows 8ブログに掲載した記事だ。ここでSimons氏はWindowsでのファイルのコピー/移動/名称変更/削除の変更について、紹介している。
(「それほど重要ではない」と思っている読者の方へ、東部標準時8月24日午前8時30分時点で、約150ものコメントがブログに書き込まれていることをお伝えしておく。多くは、このトピックについてアイデアや意見がある人が書き込んだ真剣なものだ。Windowsの場合、微々たるものでメリットがない機能に、白熱したフィードバックがたくさん寄せられることは少ない)
Windows 8の中核となり、いわゆる「コピージョブ」を処理するファイル管理コマンドは、ハイボリュームの並列処理利用向けに最適化される、とSimons氏はブログに記している。
現在、Windows 7搭載PCで、このようなタスク向けに最適化されたサードパーティのツールを使っているユーザーは、0.45%以下にとどまる(この数字は、Windowsチームによるデータだ)。Microsoftはいまでも、サードパーティ製のコピージョブ・アドオン市場はあると見ているが、その一方でWindowsチームはWindows 8に「Windows Explorer」でハイボリュームのコピージョブを処理できる機能を追加する、とSimons氏は説明している。
「われわれは、現在Explorerを利用してハイボリュームのコピーを行っているユーザーの操作改善にフォーカスしている。コピー中に何が起こっているのかの洞察やコントロールが得られ、操作をクリーンかつ簡素化する」とSimons氏は述べている。
このブログ記事には、コピー作業のエクスペリエンス(同じファイル名が見つかった場合のダイアログボックスオプションなど)が今後どう変わるのかの詳細な説明に加え、Windows 8がファイルコピーの作業問題にどう取り組むのかを説明する新しい動画も掲載されている。
ここ1週間で相次いで掲示されたBuilding Windows 8の5つのブログ記事に対し、多くの読者が指摘しているように、Microsoftは関心の高い重要なトピックスについてはまだ情報を共有していない(特に、HTML/JavaScript以外の開発ツール関連の話)。Microsoftがこの情報について公開するのは、9月中旬に開催される「Build」カンファレンスになると予想されている。
ところで、8月24日は「Windows 95」ローンチから16周年にあたる日だった。また、ZDNetのブログ仲間、Zack Whittaker氏が記しているように、「Windows XP」が製造工程向けにリリースされてから10周年でもあった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス