ネット上にテキストや画像などのデータを保存し、どこからでもアクセスできるサービスはかねてより人気が高い。代表的なのは「Evernote」で、画像や音声を含むさまざまなデータを一元保管し、強力な検索機能を使って呼び出すことができる。また、ウェブページのスクラップ機能を中心に据えた「Tumblr」や、オンラインで文書を共同作成できる「Googleドキュメント」なども、見た目こそ大いに異なるものの、ユーザーによっては似たような使い方をしている。
こうした観点で見てみると、これら「オンラインメモ系」とでも呼ぶべきサービスは、かなりの数とバリエーションが存在していることに気づかされる。Evernoteほど高機能ではないものの、テキスト公開や手書きメモの共有など、個々の機能ではEvernoteにはないユニークな発想をもつサービスも少なくないし、Googleドキュメントのように複数人のコラボレーションが可能なサービスや、Tumblrのようなスクラップ機能を備えたサービスもある。
今回は、小粒でもピリリと辛い、オンラインメモ系サービスを8つ紹介しよう。さまざまなサービスを使い比べることで、自分にとってのベストな使い方を見つけることができるはずだ。紹介文を読んで「これは」と感じたサービスがあれば、ぜひ使ってみてほしい。
なお、以下リンク先の記事は執筆時点のものであり、その後機能の改廃が行なわれている場合もあるのでご了承いただきたい。
◇スマホアプリも充実したEvernoteの競合サービス「Catch」
「Catch」は、テキストや画像、音声ファイルをオンラインに保管して呼び出せる、Evernoteの直接的な競合にあたるサービス。ウェブページのスクラップにも対応し、操作も軽快。日本語化も進んでいるほか、iPhoneやAndroidアプリなどプラットフォームも充実している。
◇ウェブページもスクラップできる「UberNote」
「UberNote」は、ブラウザから入力したテキストデータをオンライン上に保管しておけるサービス。簡易なToDoリストも作成できるなど応用範囲は広い。ウェブページのスクラップ機能も備えており、気になったページをワンクリックでどんどん保管していける。
◇紙copiをブラウザ上で利用できる「紙copi Net」
「紙copi Net」は、ブラウザ上でメモをとったり、ウェブページを保管できるサービス。Windows用ソフト「紙copi」の機能の多くを移植したものだが、ウェブページはURLをその都度読み込んで表示する仕組みであり、厳密な意味でのスクラップとは異なる。
◇複数のメンバーでコメントできる「Writeboard」
「Writeboard」は、複数のメンバーで閲覧、加筆ができるオンラインノートサービス。1つの文書に対して1つのURLが発行される。Wikiと似た記法を用いており、太字や斜体、リストタグなどが利用できる。バージョン管理にも対応しているほか、コメントをつけることもできる。
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