「UberNote」は、さまざまなテキストデータをオンラインにまとめて保管しておけるサービスだ。メモやノートをブラウザ上で入力してクラウドに保管できるほか、ウェブページのスクラップ機能も備えており、気になったページをワンクリックでどんどん保管していける。
UberNoteの用途は大きく2つに分かれる。1つはオンラインノート。ブラウザ上からテキストを入力し、クラウド上に保管しておくことができる。テキストにはボールドやイタリック、箇条書きといったさまざまな修飾が行えるほか、リンクも張れる。チェックボックスも用意されているので、簡易なToDoリストを作れるのもユニークだ。
もう1つはウェブページのスクラップ。ブラウザにブックマークレットを登録しておけば、見ているページをワンクリックで取り込み、UberNote上に保管することができる。画像は取り込まれるものとそうでないものがあるなど、ページレイアウトを完全に再現できるわけではないが、テキスト部分を読むには十分だ。スクラップしたページはスマートフォンからも閲覧できる。
UberNoteでは、これら2種類のノートをまとめてオンラインに保存しておける。それぞれのページはタグで分類できるほか、重要なものにはマークをつけておくこともできる。
保存したデータは印刷や再編集もできるほか、メールで自分宛に送信したり共有したりすることもでき、自由度は非常に高い。ちなみにサービス登録時に発行されるメールアドレスにメールを転送すれば、そのメールをノートとして取り込んでくれるので、バックアップとして使うこともできる。Evernoteなど高機能なサービスにありがちな「何でもできるが故の操作のわかりづらさ」がなく、コツさえ飲み込めばすぐ馴染めるのは、このサービスの大きな強みだ。動作も速く、取り込んだデータがすぐに一覧に反映されるなど、使い勝手は上々だ。ソート機能も充実しているので、大量のデータを取り込んでも目的のデータを探しやすい。
インターフェースがすべて英語だったり、タグが日本語に対応していない(ノート本文は問題なく日本語が使える)点は今後に期待ということになるが、アイデア次第でさまざまな用途に使うことができる。Evernoteが高機能すぎていまいち使いづらいという人や、ウェブページのスクラップをしたいがTumblrのような公開機能はいらない人、使いやすいオンラインノートを探している人は、ぜひ試してみてほしいサービスだ。
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