「iPad」ユーザー向けのネイティブな「Skype」アプリケーションがついに提供された。今度は本当である。
正式リリース予定から1カ月以上遅れた米国時間8月1日、iPad向けに最適化されたSkypeクライアントがAppleのApp Storeに登場した。新しいアプリケーションは、同タブレットの大きな画面を活用し、Wi-Fiを介した明瞭でクリアなビデオチャットを可能にする。3G回線上では明瞭さはやや低い傾向にある。
しかし、公開後まもなく、同アプリケーションは、まだリリースできる状態ではなかったとして、Skypeにより撤収された。
そして数時間後の8月2日午前、同社は再び、Skypeのダウンロードを提供開始したと発表した。
Skypeは6月、まだリリースされていなかった同社のiPadアプリケーションの動画を同社のYouTubeチャネルに投稿したが、すぐに非公開に設定して、iPadユーザーらの興味をかき立てた。
その動画では、同アプリケーションのビデオチャット機能のデモが紹介されている。Appleによる内蔵のサービス「FaceTime」に競合する同機能では、チャット相手用のウィンドウと自分自身を表示するウィンドウが表示される。標準の電話発信と統合テキストチャット機能も含まれており、統合テキストチャットは、ビデオチャット中に利用することができる。
Apple独自のFaceTimeサービスとの大きな違いは、Skypeのアプリケーションでは3Gネットワークを介したビデオチャットが可能であるという点である。FaceTimeは現在、Wi-Fiを介してしか動作せず、これは将来において変更する予定であるとAppleは述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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