「Google+」の法人アカウントの計画を前倒ししていたGoogleは米国時間7月22日、近々行う予定だったテストの規模を縮小することを明らかにした。
Googleが6月末にGoogle+を提供開始したときは個人ユーザーを対象にしていたが、今では企業などの組織が使用できるアカウントへのニーズが高まっている。Googleは、テストへの参加を希望する企業向けに申請フォームを公開したが、「Google Docs」を誰もが使用できるわけではないとする返信が殺到したため、2つ目の申請フォームの公開を余儀なくされていた。
そして、7月14日の時点では、Google+の法人アカウント向けの「開発計画を加速させている」とGoogleの製品マネージャーChristian Oestlien氏は述べていた。そのため、Googleはその週のうちにいくつかの企業アカウントを選び出し、翌週にはアカウントを発行する計画になっていた。
しかし、Oestlien氏は22日になってその後の経過をGoogle+で報告し、この計画の撤回を明らかにした。
要件を満たす膨大な数の候補企業が企業プロフィールに絶大な関心を示したため、われわれはこの取り組みをどのように進めていくかについて真剣に検討している。この熱狂的な関心は、企業が適切な形でGoogle+に参加できるようさらに取り組みを進めなければならないことを示しており、しかもその取り組みを加速する必要がある。そのため、われわれは数少ない優先事項に再び焦点を合わせており、今後数カ月のうちに誰もが企業プロフィールの初期バージョンを使用できるようにする予定だ。当面は、企業が消費者とどのように交流できるかについてテストするためだけに、ごくわずかな数の企業プロフィールを残すことになる。
この間にも、GoogleはGoogle+上の企業アカウントの削除作業を再開している。
Search Engine Landの報道によれば、ニュースサイトのMashableやSesame StreetのGoogle+アカウントも削除されたという。
Googleは法人ユーザーに対し、Google+への参加を続ける場合は、Google+上でその企業を代表する個人ユーザーを決めるよう薦めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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