「ロックマン」の生みの親がソーシャルゲームに参入--グリーで今秋提供

藤井涼 (編集部)2011年07月22日 18時55分
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 「ロックマン」シリーズをはじめ、「バイオハザード2」や「鬼武者」シリーズなどのヒットタイトルを生み出したゲームクリエイター、稲船敬二氏がスマートフォン向けソーシャルゲームをプロデュースする。配信先は「GREE」で、第1弾タイトル「Dr★モモの島(仮)」を今秋にもリリースする予定だ。

 1987年にカプコンに入社した稲船氏は、数々のヒットタイトルを手がけ2010年独立。現在は自身が立ち上げた新会社comceptの代表取締役を務めている。

 ソーシャルゲーム参入の意気込みを、「コケるつもりは当然ない。コケることよりやらないことによって成功しないことの方がよっぽど怖い。今後も怖がらずにチャレンジを続けていきたい」と語ってみせた。

3社が培ったノウハウを結集

  • 左から、グリー執行役員マーケティング事業本部長の小竹讃久氏、comcept代表取締役の稲船敬二氏、インデックス代表取締役社長の小川善美氏

 今回の連携では、グリーの1億人の会員を保有するプラットフォームと、インデックスのソーシャルゲームを開発してきたノウハウ、そして稲船氏がカプコンで培ったヒットゲームを生み出すノウハウを結集させて、ソーシャルゲームを開発する。第1作目となるDr★モモの島(仮)は、稲船氏が独立後に初めてリリースするゲームタイトルとなる。

 この3社の連携は、インデックス代表取締役社長の小川善美氏が稲船氏にアプローチしたことから実現したという。小川氏は、「稲船さんがカプコンを退社した時に、もしかしてお願いしたらやってくれるのではないか、と思いの丈をぶつけたところ、稲船さんは我々以上にスマートフォンやソーシャルゲームに興味をもっていた。是非、稲船さんがこれから手がけるゲームを一緒にやらせていただきたいと懇願した」と経緯を振り返る。

 また、グリー執行役員マーケティング事業本部長の小竹讃久氏は、「独立後に最初にリリースされるゲームをグリーで提供していただけることは大変嬉しい。グリーと稲船氏を引き合わせてくれたインデックスの小川社長には感謝している」と語り、今後も自社だけでは繋がりを持てなかったクリエイターや著名人とゲームやコンテンツを発信していきたいとした。

今のソーシャルゲームに足りない要素

 稲船氏は、「これまでコンソールゲームを作ってきた中で、ゲームというものを自分なりに理解したつもりではいたが、ここ数年はソーシャルゲームが世間を騒がせている。ゲーム業界としても注目せざるをえない事態になってきている」とコメント。

 また、ソーシャルゲームの特長として、いつでもどこでも遊ぶことができる「気軽さ」や、ゆるくつながって一緒にゲームができる「ソーシャル性」、情報が広がっていく「バイラル性」の3点を挙げた。

 一方で、これまでのソーシャルゲームには、エンタメ性や魅力的なキャラクター、タッチスクリーンを活かした操作感や体感性に欠けていたと指摘。自身のノウハウとソーシャルゲームの特長を融合させることで、これまでにないゲームを作ることができると語った。

  • 3社のノウハウを結集

  • 稲船氏が考える、これまでのソーシャルゲームに足りない要素

  • 「Dr★モモの島(仮)」のイメージ

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