Tesla Motorsは米国時間7月20日、同社の電動パワートレイン(動力伝達機構)装置をトヨタ自動車に供給する1億ドル規模の契約を締結したことを明らかにした。
7月15日付の米証券取引委員会(SEC)への提出書類によれば、Tesla Motorsはバッテリ、充電システム、インバータ、モーター、および関連ソフトウェアを、トヨタ自動車の「RAV4」の電気自動車版「RAV4 EV」向けに供給するという。トヨタ自動車は、この小型SUVを2012年に一般消費者と住宅関連顧客の両方に対して販売する計画だ。
トヨタ自動車は、2010年に5000万ドル相当のTesla Motors株を取得し、Tesla Motorsの電動パワートレインをRAV4 EVに使用する契約を締結していた。Tesla Motorsの提出書類によれば、RAV4 EVの生産は2012年に開始され、2014年まで続けられるという。
販売の軸をスポーツカーの「Tesla Roadster」から、2012年半ばに出荷開始予定のセダン「Model S」に移行しているTesla Motorsにとって、この供給契約は重要な収入源となる。今回の1億ドルの供給契約は、トヨタとTesla Motors間で結ばれたこれまでの契約の集大成と言える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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