「iOS」搭載端末でユーザーの位置情報を意図せず追跡していた問題で、Appleが賠償金の支払いに応じた。
Appleが、ある人物の位置情報を追跡したことに対し、6月に韓国の地方裁判所判事から100万ウォン(約945ドル)の支払いを命じられていたことが、米CNETの入手した裁判所の書類により明らかになった。書類によるとこの人物は「iPhone」ユーザーで、Appleにプライバシーを侵害されたとして現地時間4月26日に訴訟を起こした。Appleの韓国法人は6月27日にこの金額を支払った。
この件についてはReutersが最初に報じた。
iOSでの追跡をめぐる騒動は、Appleのモバイル端末がユーザーの動きを追跡していることを4月に研究者たちが発見したことから始まった。こうした位置情報には、緯度、経度、タイムスタンプなどが含まれていた。さらに、研究者たちによるとこの情報は「暗号化も保護もされておらず、iOS搭載端末と同期したすべての機器に保存される」という。
韓国における慰謝料の支払いについてAppleにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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