Microsoftは米国時間7月5日、Appleの「iPad」向けBingアプリケーションの最新版を提供開始した。最新版にはジェスチャー機能が実装され、Apple製品に組み込まれているコピー&ペースト機能を使わずに済むようになる。
「Lasso」と呼ばれるこの新機能は、ウェブページの単語を指で囲むように描くとその単語の検索を開始するというものだ。iOSにはすでにコピー&ペーストツールとして、単語をタップしたりドラッグしたりボタンを押すなどして選択する方法や、検索ボックスに直接単語をタイプするといった方法があるが、Lassoはこうした機能に対抗するものとなる。
MicrosoftでBingグループのプログラムマネージャーを務めるTony Chor氏は、新機能を発表したブログにて、「多くの検索はユーザーがウェブを閲覧している時のサイト上から始まっており、BingのiPadアプリケーションではLasso機能によって簡単に検索ができるようになる」と述べている。Chor氏によると、LassoはAppleのコピー&ペースト機能を使った場合より最高で9つものステップを省略できるとのことだ。
最新版ではLasso機能に加え、前週のBingのトップページをイメージ画像で見たり、映画の開始時間リストを複数の日程に渡って一度に見ることも可能だ。
MicrosoftがBingアプリケーションを公開したのは4月。今回のバージョンである1.1は、App Storeから入手可能となっている。米CNETの読者であるbojennet氏によると、LassoはMicrosoftのタブレットツールセットの一部であり、デスクトップ版の「OneNote」などほかのMicrosoft製品にも搭載されているとのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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