AppleInsiderの米国時間6月10日付けの記事によると、AppleがIntelの最新プロセッサを搭載する新しいノートPC「MacBook Air」の生産に向け、発注を開始したという。
米CNETが2011年2月に報じたとおり、新しいMacBook Airには、Intelのチップ「Sandy Bridge」が搭載される予定とされている。2008年1月の発売以来、ずっと同製品ラインに搭載されてきた「Core 2 Duo」がついに置き換えられる。
AppleInsiderは、Concord Securitiesのアナリストの話を引用して、新しいMacBook Airは6月から量産体制に入り、Appleは11.6インチ(約29.5cm)と13.3インチ(約33.8cm)のモデルを合わせて38万台発注する予定であると報じている。同記事では、AppleがMacBook Airの現行版の製造を縮小する予定であるとも記されている。
グラフィックスチップも変更されるものと期待されている。第1世代MacBook AirにはIntelのグラフィックスチップ、第2世代と第3世代にはNVIDIAのグラフィックスチップが搭載されていた。今回は、(13インチの「MacBook Pro」と同様に)Intel製に戻ると予測されている。IntelのSandy Bridgeのグラフィックス機能が熱問題を抱えるMacBook Airのような超薄型ノートPCに対し十分な性能を発揮するためである。また、チップ上の占有面積も大きな要因である。MacBook Airには、これ以上チップを搭載するスペースがない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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