マイクロソフト、「Windows Thin PC」をRTMに--正式版は7月1日から提供

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 末岡洋子2011年06月08日 14時44分
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 Microsoftは米国時間6月7日、「Windows Thin PC」(Win TPC)クライアントを製造工程向けにリリース(RTM)したことを発表した。正式版はSoftware Assurance顧客向けに7月1日から提供開始される予定となっている。

 WinTPCは「Windows Fundamentals for Legacy PCs」(WinFLP)の後継となるものだ。WinFLPは「Windows XP SP3」プラットフォームをベースとしていたが、WinTPCは「Windows 7」プラットフォームベースとなる。

 WinTPCを利用して、ユーザーは古いPCをシンクライアントとして再活用できる。これによりコストを節約し、新しいPCにアップグレードしなくて済むが、このようなソリューションを求めるユーザーは多い。

 Microsoftによると、通常のシンクライアントがVDIデスクトップにアクセスするためにはVDA(Virtual Desktop Access)ライセンスが必要だが、WinTPCを搭載したPCはVDAライセンスが不要だという。Microsoftは同日、2011年第3四半期中に「Forefront Endpoint Protection 」(FEP)にWinTPCのサポートを加える計画も明かしている。

 公式ブログ「Windows For Your Business Blog」で、MicrosoftはWinTPCの推奨利用方法について以下のように記している。

WinTPCはシンクライアント端末向けに設計されており、一部のカテゴリに該当するアプリケーションのみが動く。カテゴリは、セキュリティ、管理、ターミナルエミュレーション、リモートデスクトップおよび同様の技術、ウェブブラウザ、メディアプレイヤー、IMクライアント、ドキュメントビューア、.NET Framework、Java仮想マシンとなる。「Microsoft Office」などの生産性アプリケーションをはじめ、上記のカテゴリにない種類のアプリケーションをローカルで動かしたい場合は、PCの利用を推奨する。理由としては、シンクライアントコンピューティングは、そのような利用用途に適していないからだ。

 Microsoftが最初にWinTPCのテストビルドをリリースしたのは、2011年3月のことだ。このテストビルドは一般に公開されていたが、正式版はSoftware Assuranceに加入するボリュームライセンスユーザーに限定される。

 更新情報:Microsoftのブログにあった情報をもう少し付け加えておく。WinTPCとCitrixの「Receiver」技術は連携可能で、WinTPC経由で「XenApp」や「Xendesktop」にアクセスできる。また、「System Center Configuration Manager」「Windows Embedded Device Manager 2011」を利用して、WinTPCクライアントを管理できるとのことだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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