Microsoftは米国時間6月2日、「Windows Phone」向けアプリケーションの承認数を開発者1人につき1日あたり20個までに制限することを明らかにした。
Microsoftは同日に投稿したブログ記事で、この新たな制限は「アプリケーションの大量公開」を減らすことが目的だと述べている。開発者はこれまで、大量のアプリケーションを一挙に公開して、わずか数日のうちに「Windows Phone Marketplace」を数百個のアプリケーションで埋め尽くすこともできた。
こうしたアプリケーションはMicrosoftの承認基準を満たしているかもしれないが、大量公開されることによって、最近公開されたほかのアプリケーションが「新着アプリ」から締め出され、Windows Phoneユーザーにとって「購入体験の多様性が失われる」可能性があることをMicrosoftは懸念している。
Microsoftは、自社での評価およびユーザーと開発者からのフィードバックに基づいて1日20個に制限したという。開発者は今後も制限を超える数のアプリケーションを申請できるが、承認されるアプリケーションの数は1日あたり20個までとなる。
Microsoftによれば、大量公開を行う開発者にさらに対処するため、同社はすでに一部のアプリケーションをWindows Phone Marketplaceから削除したという。これは当の開発者に対し、アプリケーションを改良して本当に必要な数にまで切り詰めるよう促すものだ。同社はまた、似たような機能を持つ大量のアプリケーションを開発するのでなく、もっと少ない数のアプリケーションを効果的に開発できるよう、開発者と連携したいと述べている。
今回の新しい方針は即座に実施されるが、Windows Phone Marketplaceの成長の度合いやユーザーと開発者からの今後のフィードバックに応じて制限を変更することもありうる、とMicrosoftは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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