「業界が適切な形で採用すれば、(UVは)映画を所有することの魅力を飛躍的に高めるはずだ」(Bewkes氏)
では、Bewkes氏が支持者だとすれば、障害になっているのは何だろうか。映画業界の情報筋は、心配することは何もなく、HBOウィンドウ緩和のための契約がTime Warnerとの間で締結されるだろうと述べている。しかし、6月6日までに何らかの契約が締結されるのだろうか。
Time Warnerと契約できるかどうかは別として、Appleが、HBOブラックアウト契約を結んでいないDisney、Paramount Pictures、Sony Picturesの3社と協力して何かを発表する可能性はある。
これには前例がある。Appleは2010年9月に「Apple TV」を刷新したと発表した際、Disney傘下のABCや、Foxのテレビ番組を99セントでレンタルできるようにしている。Apple TVと言えば、同デバイスや「Multi-Pass」システムは、iCloudとどのように連携するのだろうか。
Appleは2006年から、テレビ番組向けのMulti-Passシステムを導入し、1カ月分のコンテンツを、1エピソード当たり1.99ドルという標準的な価格よりも安い価格で事前購入できるようにしている。またテレビドラマのシーズン全体など、シリーズになったコンテンツには、「Season Pass」プログラムを提供しており、放送前のエピソードがあっても、シーズン全体を購入できるようにした。放送されると、新しいエピソードがユーザーの「iTunes」のライブラリに自動的にダウンロードされる。ユーザーはコンテンツが利用できるようになったことを知らせる電子メール通知を受けることも選択できる。
発表を待つしかないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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