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Windows Phoneは次期「Mango」で魅力的なスマホになれるか?

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 末岡洋子2011年06月01日 12時20分
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 エコシステムが約束するメリットの1つが、選択肢だ。Microsoftはよく、さまざまなベンダーが開発するPC(そして、スマートフォン)の中から消費者が選択できるというメリットは、Appleとの差別化であると強調している。

 しかし、スマートフォンの「Windows Phone」を見ると、第1世代では、機能からみても価格からみても、それほど選択肢がない状態だ。

 Verizon Wirelessが米国時間6月2日に発売する「HTC Torophy 7」は、市場にある他の多くのWindows Phoneと同じようなルック&フィールを持つ。他と最も違って見えるWindows Phoneは「Dell Venue Pro」だが、Dellは第2世代のWindows Phoneの提供について口を閉ざしている。AMOLED画面と超薄型のフォームファクタを特徴とするWindows Phone「Samsung Focus」はどうだろうか?同機種はOSアップデート問題がまだ完全に解決しておらず、他のWindows Phone 7端末以上に難航している。

 台湾で5月31日に開幕した「COMPUTEX TAIPEI 2011」で、Acer(Microsoftが発表したWindows Phoneの新しいOEMである3社のうちの1社である)は初のWindows Phone 7端末である「Acer W4」を披露した。初期版のスペック表をみると(3.5インチのWVGA画面、8GBストレージ、1GHzのQualcommプロセッサ)、この端末も他のWindows Phoneとそう変わらない感じがする。驚いたのは、W4はAcerの初の「Mango」ベースのスマートフォンという点だ。

 多くのWindows Phone支援者はこれまで、第1世代のWindows Phoneのハードウェアにつまらなさを感じている人に対し、Mangoはこの状況を変えると述べてきた。Mangoが動くWindows Phoneは、年末商戦に間に合うよう2011年秋に登場が見込まれている。しかし、AcerのW4を見ても、新しい世代のWindows Phoneがこれまでの流れを変えるという気はしない。

 Nokiaはこの流れを変えて、これまでとは違う新しい端末を見せてくれるのではないか、とわたしは期待している。最高経営責任者(CEO)のSteven Elop氏によると、最初のMangoベースのWindows Phone 7端末を2011年に1台は発表することに向けて、準備を進めているという。願わくは、他のWindows PhoneのOEMもこれまでとは違う新しい端末を開発し、キャリアのテストにひっかからずに2011年内に発売できるとよいのだが。

 しかしその間、Windows Phoneにオープンな人にとって好ましくない状況が続きそうだ。Windows Phoneソフトウェアを愛する「Windows Phone支持者」と名乗る読者の1人は、自身が感じているジレンマを以下のように書いている。

わたしは多くの企業がBlackBerryとBlackBerryサーバから移行するのを助けているが、企業の幹部に対し、不恰好な小型画面の携帯電話、あるいはバッテリ持続時間が短い大画面の携帯電話電話のどちらも推奨できない。

MicrosoftはMangoが登場するとハードウェアメーカーが増えると約束しているかもしれないが、同社はたくさんの企業の潜在顧客を多く失ってしまった。これら企業では携帯電話の買い替えサイクルを2年と定めている。

 Microsoftは、より良い端末を開発するよう自社パートナーをプッシュするため、何かをすべきか?また、そうするつもりだろうか?

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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