PayPalは米国時間5月26日、モバイル決済事業に関する同社の企業秘密をGoogleが不正に使用したとして、Googleをカリフォルニア州サンタクララ郡上位裁判所に提訴した。PayPalは訴状(PDFファイル)の中で、モバイル決済プラットフォームを担当していたPayPalの元上級幹部Osama Bedier氏が2011年にGoogleに転職した後、PayPalの企業秘密をGoogleと大手小売業者に明かしたと主張している。
また、同じく元PayPal幹部で、現在はGoogleの電子商取引担当バイスプレジデントを務めるStephanie Tilenius氏が、契約義務に違反してBedier氏を引き抜いたとされている。
今回の訴訟は、「Google Wallet」と「Google Offers」の発表と同じ日に行われた。Tilenius氏はこの発表会において中心的な役割を担っていた。ほかにも50人の特定されていない個人が被告として挙げられており、賠償と懲罰的損害賠償金に加えて特許使用料などを求めている。金額などは明らかにされていない。
Googleの関係者にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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