FacebookがMicrosoftの技術を利用して児童ポルノ防止の取り組みを拡大すると、Microsoftが米国時間5月19日付けのブログで明らかにした。
世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookは、行方不明や搾取された子どものためのセンターであるNational Center for Missing and Exploited Childrenの「PhotoDNA」プログラムに参加する。同プログラムはMicrosoft Researchとダートマス大学が2009年に開発したもので、画像マッチング技術を使い、既に知られている児童ポルノと一致する画像を発見する。Facebookは、同サイト内での児童ポルノ流通を確実に防ぐため、この技術をネットワーク上で利用する計画だ。
Microsoftはこのサービスを開発して以来、PhotoDNAを利用し成果を上げている。同社によれば、「Bing」の画像検索および「SkyDrive」において20億以上の画像を分析してきたという。これまでにBingで1500件、SkyDriveで1000件が発見されている。
Facebookがウェブ上の児童ポルノ拡散を防ぐ取り組みを行うのはこれが最初ではない。2010年にFacebookはMySpaceと共に、前ニューヨーク州検事総長で現ニューヨーク市長のAndrew Cuomo氏が先頭に立つ「デジタル指紋」データベース構想に参加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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