NHKとシャープは5月19日、ハイビジョンの16倍にあたる画素数を持つスーパーハイビジョン液晶ディスプレイの開発に成功した。85V型で、直視型ディスプレイとしては世界初になるとしている。
スーパーハイビジョンは、現行のハイビジョン(1920×1080ピクセル)を超える、7680×4320ピクセルを持つ超高精細映像システムだ。画面サイズは1.9m×1.05mになり、輝度は300カンデラ。NHKは1995年から研究開発を開始し、2020年の試験放送を目指している。
今回のスーパーハイビジョンディスプレイは、シャープの液晶技術「UV2A」を採用することで、高い表示性能が得られたとのこと。見る人に没入感を与え、あたかもディスプレイのなかにいるようなバーチャルリアリティな体験ができるとしている。
85V型のスーパーハイビジョンディスプレイは、5月26~29日に開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で展示される。
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