ソニーの会長兼最高経営責任者(CEO)Howard Stringer氏と副社長の平井一夫氏は米国時間5月17日、報道関係者との会見に応じて同社が直面しているセキュリティ問題とその影響について言及した。
The New York Timesによると、ソニーでは、4月に同社ユーザー1億人以上の個人情報にアクセスした人物をまだ特定できていないという。
Stringer氏はまた、どのような企業のセキュリティシステムにも脆弱な部分は存在するものだという考えを示し、「どのシステムでも100%安全であるというわけではない」とBloombergの記事で述べている。「これはネットワークの未来に道を進める上での一時的な障害である」(Stringer氏)
同氏はさらに、オンライン事業を運営する者にとって、ハッカーに対して先手を打ち続けることは非常に難しいことだとしている。The Huffington Postによると、Stringer氏はこれを「善悪間で激化するある種の競争」と考えているという。
今回の障害を顧客に説明するまで1週間かかった点について同氏は、「人々の経験において、今回の件に対する前例がなかった。大部分の報道は現在、われわれが非常に迅速かつとても責任を持って行動したことを示しているようだ」とBloombergの記事で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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