ソニーは米国時間5月16日、米国や欧州など一部の地域で「PlayStation Network」(PSN)サービスの大部分が利用できるようになったと発表した。今度は本当らしい。
ソニーは14日、およそ4週間のサービス中断が続いたオンラインゲーム、ゲームフォーラム、およびウェブサイトを米国や欧州など一部の地域で再開すると発表していた。その後、南北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、および中東でサービスが再開されたが、トラフィックが集中したため再びアクセス不能になった。ソニーによれば、パスワードのリセット要求が一度に大量に送信されたことから、「処理しきれない要求をクリアするためにサービスを30分間停止」する必要があったという。
しかし、16日になって大部分が通常の状態に戻ったと、ソニーのソーシャルメディア担当マネージャーJeff Rubenstein氏がブログ投稿で書いている。これにより、PSNと「Qriocity」へのサインイン、パスワードのリセット、「PlayStation 3」と「PlayStation Portable」でのオンラインゲームのプレイ、レンタル中のビデオの視聴などが可能になった。また、「Vudu」「Hulu Plus」「MLB.TV」「Netflix」などサードパーティーのサービスにアクセスできるようになったほか、フレンドリスト、チャット、トロフィー、リーダーボード、「PlayStation Home」なども利用できるようになっている。
パスワードのリセット後に新しいパスワードがまだ送られてこないユーザーに対しては、もう少し待ってほしいとRubenstein氏は述べている。
「大量の要求が発生したために一部のISPで通信速度が落ち、当社からの電子メールの到着が遅れている。システムが未処理の要求を処理しているところなので、もう少しお待ちいただきたい」(Rubenstein氏)
ソニーは16日、ネットワークがアクセス不能となった4週間の間にPSNで公開する予定だったゲームを公開していくと発表した。「PlayStation Store」がオンラインに復帰すれば、通常の週1回のペースではなく、「1週間に数回」のペースで新しいゲームを追加し、公開待ちの本数を減らしていくという。同社は以前、5月31日までには通常の状態に戻るとの見通しを示していた。
ただし、日本や、他のアジア諸国でPSNサービスが再開される時期について、Rubenstein氏は明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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