Googleは、YouTubeのカテゴリ別チャンネルに関する刷新の一環として、同サイト向けのオリジナルコンテンツの開発に1億ドルもの大金を投入する計画であるという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間4月6日に、本件に詳しい匿名の情報筋らの話として報じた。
同記事によると、匿名の情報筋の1人は、サイト上の既存コンテンツから作成される予定のチャンネルもある一方で、「YouTubeは、プロが制作したオリジナルの番組を週に5~10時間配信する、20種類ほどの『プレミアムチャンネル』の導入を検討している」と述べたという。
この変更は2011年中に開始され、段階的に導入される予定で、ハリウッドの映画会社やディレクターによって制作されたチャンネルも登場する可能性もあると、同記事には記されている。
この報道の前には、Netflixがハリウッドの映画会社、ディレクター、および俳優と、オリジナルコンテンツの制作に関する話し合いを持っていると報じられていた。オンラインビデオサイトはこのところ、エンターテインメントに対する関心をテレビからインターネットへと移し始めている視聴者を獲得しようと模索している。
YouTubeの広報担当者はこの報道を正否について言及することを拒否したが、同社はうわさや推測にはコメントしないと述べた。しかし、同氏は声明で、「YouTubeは2010年に大きく成長し、将来について明るい展望を持っている。われわれは、常にサイトのアップデートと一般的なユーザーエクスペリエンスとインターフェースの改善に取り組んでいる。しかし、近い将来に同サイトのデザインを大幅に変更する計画はない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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