YouTubeの共同創設者であるChad Hurley氏とSteve Chen氏が新たな事業に関するアイデアを検討中である。
両氏とJawed Karim氏が、社会現象を巻き起こしたビデオ共有サイトYouTubeを創設してから6年が経ち、Hurley氏とChen氏は新規事業の「新しいアイデアを検討している」という。Hurley氏が米国時間3月24日夜、参加したマンハッタンのクーパー・ヒューイット国立デザイン美術館での討論会で述べた。
聴衆の1人に両氏の計画の内容を尋ねられたHurley氏(34歳)は当然ながら秘密を貫いたが、「ウェブサイトを軌道に乗せようとする場合に必ず必要となる基本的なコンポーネント」に関連するであろうものを検討していると述べた。同氏がしばらくの間構想を練ってきたもう1つのアイデアは、ビデオのインデックス化に関連するものだと、同氏は述べた。
YouTubeは2006年10月、16億5000万ドルでGoogleに買収された。この売却により3億4000万ドル以上を手に入れたと報じられているHurley氏は、YouTubeの最高経営責任者(CEO)を務めていたが、2010年秋にアドバイザーへと退いた。現在は、Googleの元ウェブアプリケーション担当バイスプレジデントであったSalar Kamangar氏がYouTubeのCEOを務めている。
Hurley氏は、クーパー・ヒューイット国立デザイン美術館で、自身が大学で専攻したデザインについて論じていた。同氏は、YouTubeのオリジナルのロゴと、同氏が最初に勤務したPayPalのロゴをデザインした。PayPalのロゴは、長い間使用されている。また同氏は、自身が共同創設したファッションブランドHlaskaの財布、シャツ、ジャケットもデザインしている。
Hurley氏とChen氏が、再び別の企業を創設するとすれば、そのロゴもおそらくHurley氏が担当するだろう。ロゴは、シンプルで、気取ったところのない、万人受けするものになるにちがいない。
「GoogleとCraigslistについてわたしが好きなのは、そういう部分だ」とHurley氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス