Microsoftの共同創設者Paul Allen氏が、「Idea Man: A Memoir by the Cofounder of Microsoft」と題する著書を出版する。The Wall Street Journal(WSJ)によると、この本のほとんどは、Allen氏の慈善家および起業家としての取り組みに焦点を置いているという。しかし、最も注目されているのは、同社の共同創設者であるBill Gates氏に対する論評と批判だ。
Vanity Fairに同著からの引用が掲載されている。それによると、Allen氏とGates氏は最初の大きな契約を取り付けたとき、将来Microsoftとなる会社の所有権について話し合ったという。Gates氏は自分が「BASICに関するほとんどすべてのことをした」として、60対40に分割するよう主張したと書かれている。Allen氏はこの条件を受け入れたが、後にGates氏からMicrosoftの所有権の64%を要求されたと書いている。
「Billに対し、62%にするよう交渉することもできたが、わたしはそんな気になれなかった。だから同意した。これで、少なくともこの件を片付けることができると考えたのだ」(Allen氏)
これに対しGates氏はWSJへの声明で「Paulの回顧録は自分の記憶と異なるところが多い」ものの、「わたしは彼との友情を大切に思っている。技術界やMicrosoftに対して果たした彼の役割は大きい」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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