また、このブラウザはかなり安定性が高く、実際に数日間使用したが、一度もクラッシュしなかった。Internet Explorerとしては、これは画期的な結果だ。
ブラウザベンチマークには大きなばらつきがあり、計測の対象となっている機能の幅が狭すぎる(例えばJavaScriptの表示時間だけしか対象としていない)という不満が聞かれることも多い。実際に使ってみると、IE9はChromeと互角の速さを持っているように感じられる。IEの将来は安泰だというには、WebGLのサポートが必要だろうが(FirefoxとChromeはすでにサポートしている)、IEは現在の状態でも十分対抗できる。
Internet Explorerは何年もの間、不遇な日々を送ってきており、このバージョンはIE7から始まったこのブラウザに評判を取り戻そうとする努力の成果だと言える。これは疑いなく、過去にMicrosoftが出したブラウザの中で最高のものであり、逆に同社がWindows XPでこのブラウザをサポートできなかったことは、恥ずべきことだと思わせるほどのものだ。
とにかく、このブラウザは高速で非常に使いやすく、使っていて楽しいとさえ言える。他のブラウザの熱烈なファンを乗り換えさせる程ではないかも知れないが、IEがブラウザ市場の中で有力な選択肢の1つになったことは確かだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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