Microsoftは米国時間3月15日、「Visual Studio LightSwitch」のベータ2版のダウンロード提供を開始した。
LightSwitch(開発コード名「KittyHawk」)は、ビジネス向けの業務アプリケーション構築に関心がある初心者をターゲットとしたRADツールだ。パブリックベータは2010年8月に公開されていた。Microsoftは、正式版を2011年中に公開すると述べているが、具体的な出荷時期に関する詳細は明らかにしていない。
MSDN加入者は、3月15日からLightSwitchのベータ2版をダウンロードできる。一般向けベータ版は、3月17日から「http://www.microsoft.com/lightswitch」でダウンロード可能になる予定だ。
ベータ2の新機能は何か?Microsoftが先週示唆していたように、「Windows Azure」「SQL Azure」をターゲットに業務アプリケーションを構築する新機能が加わっている。言語では、英語に加えてドイツ語対応が加わった。近いうちに日本語にも対応する予定だ。この他にも、開発者が「Visual Studio Professional」(もしくは、それ以上)を使ってアプリケーションの拡張機能を開発できるようになった。Microsoftはこれを、テーマ、画面テンプレート、シェル、データソース、ビジネスタイプ、コントロールなどと同様の再利用可能なコンポーネントと説明している。
ベータ2版に入っていない機能は何か?2010年にベータ1版について書いたとき、Microsoftの幹部は、ベータ2版で「Access」のサポートを計画していると述べていたが、これは現実にはならなかった。Accessサポートが提供されるのか、されるとすればいつかについての情報もない。また、「Windows Phone」のサポートも計画されているが、最初のリリースでは対応しないようだ。
Microsoftは、LightSwitchをデスクトップ、ウェブ、クラウド向けに業務アプリケーションを構築できるものと位置づけている。事前に構築されたテンプレートを活用することで、プログラマーが容易にアプリケーションを構築できるという。スイッチを入れるような感覚で利用できることからLightSwitchと命名した、とMicrosoftは説明している。
LightSwitchの正式版は、Visual Studioがサポートしている10言語(英語、簡体字中国語、繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ロシア語、スペイン語)をサポートする予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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