Apotheker氏は、今後も変わらないのは人々がPCでの作業を好むことだと述べた。同氏は、AppleのCEOを務めるSteve Jobs氏が先日の「iPad 2」関連イベントで主張した「ポストPC」についてやんわりと認めながらも、次のように述べた。「HPは(現在)、1秒間に2台のPCと2台のプリンタを出荷している。これによって、膨大なインストール基盤が拡大しつつある。実際、人々はPCで作業することを好んでおり、これは今後も変わらない」
PCを、タブレットやスマートフォンなどの比較的新しい機器、さらにはウェブ接続されたプリンタとつなげることが、Apotheker氏による全体ビジョンの大きな部分を占める。同氏は、「Windows」搭載PC、「webOS」搭載タブレット、携帯電話、プリンタを使ってアクセス可能で、エンタープライズおよび消費者世界の顧客が、数多くのさまざまなアクセスポイントから自らの情報を得られるようにする「HPクラウド」をイメージしている。
Apotheker氏は3月9日の報道で、HPとして2012年からすべてのWindows搭載PCにwebOSを実装する予定だと述べている。同氏は今回これを拡大し、PC、タブレット、携帯電話、プリンタで年間1億台のwebOS対応機器を提供する計画だと述べた。
この新たなビジョンは、Apotheker氏が2010年秋にHPに入社した際に、初めてコメントした内容をさらに詳しく説明したものだ。このとき同氏は、HPがITの新世界で成功を収めるには、より優れたソフトウェアやサービスが必要だと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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