ソニーは3月10日、エレクトロニクスとネットワークサービス事業を再編すると発表した。テレビやPC、ゲームなどを手がける「コンスーマープロダクツ&サービスグループ」と、B2B、半導体事業を担当する「プロフェッショナル&デバイス・ソリューショングループ」を設立する。同日開催された取締役会で決議され、4月1日に変更する。
コンスーマープロダクツ&サービスグループが担当するのは、テレビ、ホームビデオ、ホームオーディオ、デジタルイメージング、PC、ゲーム、モバイル製品など、すべてのコンシューマー製品と、これらをつなぐネットワークサービスだ。従来、テレビ、デジタルイメージング製品などはコンスーマー・プロフェッショナル&デバイス、PC、ゲーム機などはネットワークプロダクツ&サービスに分かれていたが、これが統合される形だ。
ソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役社長 兼 グループCEOの平井一夫氏がソニーの代表執行役副社長に就任し、この事業を統括するとしている。
一方、プロフェッショナル&デバイス・ソリューショングループでは、B2B、コンポーネント、半導体事業を担当する。執行役副社長の吉岡浩氏が統括し、エネルギーやメディカルといった新規事業領域を開拓し、付加価値を生み出すビジネスとして成長させる方針とのこと。
代表執行役会長 兼 社長 CEOのハワード・ストリンガー氏は「我々の主力商品及び技術は強化され、ネットワーク戦略は今や現実のものとなった。これらの取り組みは、我々の広範なコンテンツ・ポートフォリオと併せ、ソニーの持続的な成長と成功をけん引していくものと信じている」とコメントしている。
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