XOOMの下側面には、Micro-USB端子、Micro-HDMI端子、同梱の電源アダプタへの接続端子、ピンホールマイクがある。ただし、このHDMIポートに騙されてはいけない。XOOMから映像出力を取り出すには、まずMotorolaが販売する129ドルのHDスピーカードックに繋ぐ必要がある。しかし一度繋いでしまえば、Honeycombの画面をテレビにミラー表示することができ、YouTubeやGoogleマップなどのアプリケーションを大きく映すことができる。
上側面には、中央に目立つ標準ヘッドホンジャックがあり、その左にmicroSD拡張ポートと4GのSIMカードを保護するカバーがついている(これらのポートはどちらも発売時点では無効になっている)。Motorolaは発売後まもなく、オンラインアップデートでmicroSDカード(32Gバイトまで)に対応すると述べている。また、Verizonの4Gネットワークは2011年中に利用できるようになる予定となっている。
XOOMの背面には、5メガピクセルのカメラとデュアルLEDフラッシュ、ステレオスピーカー、スリープボタンがついている。これらの位置も、デバイスを横向きに持つことを前提にしており、カメラが手で隠れにくい配置になっている。カメラの品質は、ハイエンドスマートフォンに搭載されているものと同じ水準で、十分にいいものだが、何もしなくても高品質な写真が撮れるほどではなく、レンズに指紋が付いていると品質はかなり落ちてしまう。動画の品質もよく、720pまで撮影できる。これだけの性能を持っているXOOMは、現在の標準から言えばカメラやビデオカメラとしては滑稽なほど大きい。他人の前で山上のモーゼのようにXOOMを掲げて写真を撮るのは、少し恥ずかしく感じた。それでも、これだけの性能のカメラがあるのは素晴らしいことだし、Appleは初代iPadにカメラを搭載しなかったことで、かなりの批判を受けたことも事実だ。
XOOMは前面にもビデオチャット用の2メガピクセルカメラを持っている。われわれは、プレインストールされている「Google Talk」のアプリケーションを使ってこのカメラをテストしたが、Wi-Fi経由、Verizonの3Gデータ接続経由のどちらでも、問題なく利用できた。
XOOMはその内側にも多くの機能を備えている。処理能力については、1GHzのデュアルコアプロセッサと、1GバイトのRAMを積んでいる。使ってみれば、そのパワーは実感できる。複数のブラウザタブを開き、Pandraをバックグラウンドで再生し、電子メールの受信通知がポップアップしている状態でも、システムの性能は十分だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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