スマートフォンの登場は、テレビやオーディオといった家庭内のAV機器にも影響を与えている。専用アプリを用意し、リモコンの代わりをしたり、スマートフォンならではの機能をもたせたりと、新たな操作方法を提案する製品が登場してきた。
スマートフォンを加えることでAV機器はどう変わるのか。テレビやデジタルレコーダー、AVアンプなどをコントロールできるスマートフォンアプリを紹介する。基本的にはLAN接続された機器のコントロールが可能になる。iPhone、iPod touchに対応したiOS版が多いが、中にはAndroid版の用意や準備をしているものもあり、今後さらなる拡大が予想される。
対応の「CELLレグザ」や「レグザブルーレイ」のリモコンをスマートフォン用にアレンジした。タッチやフリップなど直感的な操作を取り入れ、通常のリモコンとはひと味違った操作感を提供する。対応機種であれば、最大20台まで登録し、切り換えて使用することが可能。全国のユーザーが作成した録画番組の頭出し情報を利用して、話題のシーンだけを視聴できる「タグリストシェア」機能を備える。
RZコマンダー同様に、タッチリモコン、タグリストシェア機能に「タグリスト作成/タグリスト管理」機能を加えた。「タグ」ボタンを使って録画番組の頭出し情報を記録し、タグリストを作成したり、作成したタグを公開したりといった機能を持つ。なお、RZコマンダー、RZタグラーはともにiOS向けのアプリだが、東芝ではAndroidやWindowsなどのプラットフォームに向けたアプリも現在開発中としている。
スマートフォンやパソコンを使って、外出先から自宅のソニー製Blu-ray Discレコーダーを操作できる。外出先からの番組録画や予約リスト確認、見終わった番組の削除にも対応する。さらに2010年秋に発売された対応のBlu-ray Discレコーダーを組み合わせれば、電源オン、オフや録画済み番組の再生なども操作が可能。盛り上がったシーンだけを再生できる「ダイジェスト再生」にも対応する。iOS版のほか、Android版も用意。PCブラウザからの利用も可能だ。
スマートフォンの画面にリモコンのボタンを表示して、対応する液晶テレビ「ブラビア」を操作できる。直感的に操作するシンプルリモート、リモコンの全ボタンを表示するフルリモートに加え、テキスト入力モードを装備。テレビ視聴中に気になる楽曲が流れたときは、スマートフォンを上下にシェイクすると楽曲検索が開始され、楽曲情報が画面に表示される機能も備える。アプリはすでに配信されているが、利用できるのは2011年春のブラビアアップデート以降になる。iOS版はこちら。
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