マイクロソフトは、法人向け基幹業務アプリケーション「Microsoft Dynamics AX」において、小売業界向けソリューション「Microsoft Dynamics AX for Retail日本語版」の提供を2月1日より開始すると発表した。
Microsoft Dynamics AXは、会計管理、販売管理、購買管理、生産管理、在庫・物流管理などの基本モジュールに加えて、各業界固有の要件に対応する業種別ソリューションの構成で提供される。今回新たに提供されるDynamics AX for Retailは、小売業界で必要となる店舗管理や商品管理、顧客管理などの機能を備え、店舗やPOSのフロントエンドから基幹業務を担うバックヤードまでを一貫してサポートするという。
また、店舗スタッフ、店舗管理者が必要な情報を分かりやすい操作で入出力できるよう、利用者の役割に応じた操作画面を提供することで、属人的なオペレーションを避けると同時に、ユーザートレーニングの削減を実現するとしている。ユーザーの個別の業務要件に応じたGUIカスタマイズ機能も標準で提供しており、データベースの拡張や画面レイアウトの変更などがマウス操作のみで行える点も特長となっている。
価格はオープンプライスだが、税別推定小売価格は、本部管理機能となる「リテールHeadquarters」が223万1161円。店舗管理機能となる「店舗管理デバイスCAL」が8万9161円。AX POSデバイスCALが8万9161円。外部POSデバイスCALが2万6686円。なお、製品の購入にあたっては、あらかじめ「Microsoft Dynamics AX 基本モジュール」を導入している必要がある。Microsoft Dynamics AX for Retailについては、1月31日時点でテクトラジャパン、パシフィックビジネスコンサルティングの2社のパートナーが対応を表明しており、各社から導入、構築サービス、業界や業種に特化した連携ソリューションやサービスが提供される。
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