チップメーカーのIntelがセキュリティ企業のMcAfeeを総額76億8000万ドルで買収する件で、独占禁止法関連の規制に当たる欧州委員会がこの計画を承認すると発表した。
欧州委員会は現地時間1月26日、IntelのハードウェアがMcAfeeのセキュリティ製品を載せる場合について条件を課すことで、カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く両社の買収案を承認した。
欧州連合(EU)の規制当局は、他の企業のセキュリティソフトウェアが「IntelのCPUおよびチップセットと相互運用性を失うことによって不利益を被る可能性」を特に懸念していたという。
欧州委員会の声明によると、Intel側はこうしたEUの懸念を和らげるため、競合するセキュリティベンダーについても、IntelのCPUおよびチップセットの機能をMcAfeeと同様に使えるよう、「全ての必要な情報」にアクセスさせることを確約したとのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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