IntelのSoftware and Services Group担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるRenee J. James氏は米国時間8月19日、米CNETとのインタビューで、セキュリティ企業McAfeeを76億8000万ドルで買収するIntelの計画について語った。
James氏はIntelの製品ライン全般にわたるソフトウェア製品とサポートの提供を統括している。さらにIntelの世界的なデベロッパープログラムや次世代ソフトウェアの研究開発も担当しているほか、Software and Services Groupの管轄下にあるIntelの子会社Wind River SystemsとHavokの会長も務めている。
James氏:McAfeeの一番の強みは、すばらしい研究開発チーム、エンジニアリング、そしてセキュリティの中核となる部分、つまりデータベース脅威管理に関する調査研究があることです。同社は過去2〜3年で、その強みをいくつかの重要な買収で強化してきました。将来を考えると、McAfeeの中核技術は、モバイルやクラウドベースのセキュリティへの対応に向けて非常に有利な位置にあります。今後セキュリティはそのような方向に向かっていくと思います。McAfeeはウイルス対策分野で市場トップというわけではありません。ウイルス対策は重要な事業であり今後も重要であり続けるでしょうが、McAfeeには同じくらい重要な資産が他にあります。McAfeeはセキュリティ専業会社です。その点もIntelにとって魅力的でした。それから同社が四半期ごと、年ごとに堅調な成長を遂げてきている企業であることです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス