日立製作所(日立)は、ネットワークを介して構築したコンタクトセンターシステムを提供するSaaS「CommuniMax コンタクトセンターサービス」(CommuniMax/CC)を、1月27日から販売開始すると発表した。サービス開始は4月1日となる。
CommuniMax/CCは、企業や行政機関向けに、ネットワークを介して、日立のデータセンターに構築したコンタクトセンターシステムおよびコンタクトセンター業務に必要な設備や機能を月額料金で提供するサービス。交換機やサーバなどのシステムを企業や行政機関内に構築することなく、コンタクトセンターを迅速に立ち上げることが可能になるほか、繁忙期など季節要因による業務量の変化に柔軟に対応できるとしている。
基本サービスでは、コンタクトセンター業務に必要な設備として、構内交換機のPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)やCTIサーバ、IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答装置)や通話録音装置などを提供する。また、コンタクトセンターシステムとして、通話機能、着信呼をオペレーターに自動的に振り分けるACD(Automatic Call Distributor)機能、運用維持管理、運用レポート発行、運用データバックアップ、ヘルプデスクサービス、オペレーターグループ情報登録、稼働レポート発行などの各種機能が標準で提供される。オペレーター席数は、30席から利用可能で、業務の状況に応じて5席単位で変更でき、最大1500席まで拡張できる。
同サービスが利用する設備は、日立のデータセンターに設置。オプションメニューとして、企業や自治体内に保有している顧客情報管理システムのCRMサーバやセールスフォース・ドットコムのSalesforce CRMとの連携機能も提供する。これらにより、コンタクトセンター業務でのシステムの初期導入および運用コストの低減、運用管理負荷の軽減を実現するという。
CommuniMax/CCの提供価格は、基本サービス30席からの利用で、月額78万7500円より。
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