Ballmer氏は2010年、Windowsスレートについて多くを語ったが、金融アナリストやコンシューマーを驚かせることはできなかった。Ballmer氏は、スレートはMicrosoftにおいて最優先事項である、最初の「本物の」Windowsベースの「iPad」対抗機種は、Intelが「Oak Trail」プロセッサを出荷した後の2011年のどこかの段階で登場すると予想している、などの発言を行った。New York Timesは、SamsungとDellが新しいスレートをCESまでに用意するのではないかと予想している(Samsungの「Windows 7」スレートのうわさは、2010年の3月に広まっていた)。
New York Timesの記事はこれらのうわさに加えて、Ballmer氏が基調講演中に次期版「Windows 8」が動いているタブレットを披露する可能性もあるという新しい情報も入っている。
2010年4月にリークしたスライドに記されていたように、MicrosoftはWindows 8でスレートを対象に入れている。
しかし、Windows 8のリリースは2013年以降と多くが予想しており、まだ早期段階にある。わたしの情報筋によると、Microsoftはまだマイルストーン2(M2)ビルドを作成中という(M2は2011年1月か2月に完成予定とのことだ)。その後、M3ビルドとなり(このコーディング作業は2011年2月後半にスタートする)、それから--一部によると--パブリックベータが2011年秋頃に公開といわれている(「Professional Developers Conference(PDC) 2011」か?)。要するに、Windows 8はまだ完成には程遠いのだ。
WindowsチームはWindows 8に関する情報を口外していない。だから、2011年1月という早期段階に披露するというのは、らしくないし、驚きに値する。だが、MicrosoftにはiPadに対する回答がないという批判が以前からあり、披露すればこのような批判はなくなるだろう。そのために、Windowsチームはこれまでのやり方を変えることを求められているのかもしれない。それでも、Microsoftがもし2011年1月にWindows 8を披露するようなことになれば、わたしはとても驚くだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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