機密告発サイトであるWikiLeaksは米国時間11月28日、同社のウェブサイトが大規模なコンピュータ攻撃を受けたと述べた。同サイトはわずか数時間後に米政府の機密文書を公開する予定であった。
同サイトはTwitterのフィードで「現在、DDoS攻撃(分散型サービス拒否攻撃:Distributed Denial of Service attack)を受けている」と述べた。
WikiLeaksは先週、Twitterへの投稿で同社最大規模の機密文書を公開する準備を整えていると発表していた。WikiLeaksはこのとき「次に公開する文書のサイズはIraq War Logsの7倍もある。この数カ月間は多大なプレッシャーを抱えていた」と述べていた。
WikiLeaksは28日、DDoS攻撃を受けたという情報に続けて、同サイトがアクセス不能になったとしても、El Pais、Le Monde、Der Speigel、The Guardian、The New York Timesなどの新聞がこれらのファイルを公開するだろうとTwitterで述べた(その後、文書が公開され、米政府が国際連合のリーダーたちの監視を命じていたことが明らかになった)。
米政府は生命を危険にさらすとして、このリークを非難していた。また保守的な解説者らは、何としてもWikileaks.orgを閉鎖するべきだと主張していた。
WikiLeaksのウェブサイトはこれまで、米政府のサイバー攻撃の第一の公的ターゲットとして挙げられてきた。ワシントンのある新聞紙は、WikiLeaksの海外のウェブサイトを攻撃し、米政府によって「運用不能」にするべきだと主張した。
米軍の情報分析員であるBradley Manning氏は、WikiLeaksに情報を提供した疑いがもたれており、米国務省から「15万件以上の外交的情報」を取得したとして6月に逮捕されたことが明らかにされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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